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「汗」の肌への影響と対策

  • 2015年08月25日 |
  • 未分類 |

「汗」の肌への影響と対策

お肌とカラダを潤してくれる大切な汗。汗は私たちのカラダの温度を一定に保ち、必要以上に上がってしまった体温を下げる働きをします。いまだ残暑の厳しいこの季節。かいた汗のケアをしっかりしておかないと、肌トラブルの原因になってしまいます。すっきりキレイな肌になるための、汗対策をご紹介します。

 

2種類の「汗」

私たちのカラダからは、2種類の汗がでています。1つは、体温の上昇を下げる働きをする、いわゆる「汗」。カラダから噴き出す汗は、肌から気化熱を奪いながら蒸発し、体温を下げてくれます。汗をかいた状態で風をうけると涼しく感じるのは、蒸発の際に蒸発量が多くなり、肌の温度がさらに冷えるためです。もう1つは私たちが感じることなく、気管や皮膚から蒸発する汗で、不感蒸泄といいます。この絶えず蒸発している汗から肌は水分を吸収し、肌を潤し、お肌をキレイに保っているのです。

 

肌への影響

肌にとって大切な働きをしている汗ですが、放っておくと肌トラブルの原因になります。体温調節をしてくれる「汗」のほとんどは水です。この水分が肌にとっては悪影響なのです。噴き出した汗をそのまま放置しておくと、肌は水分を吸収してふやけてしまいます。柔らかくなりすぎた肌は、ちょっとのことでも傷つきやすくはがれやすくなります。ひどくなると、炎症を起こし肌がボロボロになることも。また、汗が冷えて蒸発するときに、肌の潤いも一緒に奪われてしまいます。水分の蒸発をとめるために皮脂分泌が過剰になり、ベタつきやすい肌になると、ニキビや吹き出物、あせもなどがでやすい状態をつくってしまうのです。さらに、潤いのなくなった肌は固くなっていき、肌のざらつきや毛穴の黒ずみ、乾燥などを引き起こします。この時期に水分のない肌をつくってしまうと、乾燥のはじまる秋口にかけて、このような肌トラブルに悩まされてしまうのです。

 

汗対策

汗は肌にとって良いことばかりではありませんが、ポイントをしっかりとおさえて、秋に向けて肌へのダメージを回避しましょう。汗をかいたあとはこまめなお手入れが美肌づくりのポイントです。

・汗をかいたらすぐに拭き取りましょう。放っておくと肌が水分を吸収してふやけてしまいます。ゴシゴシ強くこすらず、優しくそっと吸い取るようにしてください。

・油分のあるクリームなどで、肌を守りましょう。元気な肌はみずみずしさをキープする天然の皮脂膜をもっていますが、汗でふやけた肌は天然の皮脂膜をつくれなくなり、汗のたまりやすい肌になってしまいます。適度な量のケアが大切です。


「汗を拭き取る」、簡単なことですが、しっかり拭き取ることが美肌への第一歩です。汗と一緒に蒸発してしまう肌の潤いをたっぷりの保湿でケアしながら、肌トラブルを回避しましょう。最後まで油断することなく上手に汗と付き合って、気持ち良い秋を迎えたいですね。


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