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江戸時代の美容方法

  • 2014年09月18日 |
  • 未分類 |

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米ぬかやへちまを使った美容方法など、現代でも肌に良いとされているものを使っていた江戸時代。その頃に出版された美容指南書にはあらゆる「美」に関することが記されています。いつの時代も女性は美意識が高く、常にきれいでありたいと思っているのがわかりますね。今回はそんな江戸時代の美容方法をご紹介します。

 

江戸時代にロングセラーとなった「都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)」

江戸時代後期に佐山半七丸によって記された美容指南書。江戸時代の化粧の基本は、白粉化粧でした。当時美人の第一条件といえば、色白。「色のしろきは七難かくす」ということわざが生きていたからです。そのため、色を白く見せる方法やいかに色白の美人になるかが数多く記されています。また、顔のタイプ別に口紅の塗り方、切れ長の目に見せる方法など、わかりやすい挿絵入りで化粧のテクニックを紹介しています。この本は大正時代まで何度も出版されたほど人気がありました。

 

色白は世界共通

美白の大敵、日焼け。日焼け対策として鉛白粉を塗って一晩寝たり、漢方を塗ってシミを薄くしたり、色を白くするためにさまざまな工夫をしていました。今と変わらずパックをして肌をきれいに保っていたのです。ヨーロッパで「色の白さ」は、支配階級のステイタスを表すもので、若さや健康の印でもありました。色を白く見せるために血を抜いて少し貧血気味にしたり、青鉛筆でこめかみに静脈を描いて顔をより白く見せることも。まさに命がけの努力。美白という概念はこの頃から世界共通であったようです。

 

先人の知恵

現代のようなクレンジングオイルや洗顔料がなかった江戸時代。米ぬかを布に包んでお湯に濡らし顔や身体を磨いていました。米ぬかには適度な油分とビタミンBが含まれているため、肌をしっとりさせ肌荒れにも効果があります。他にもヘチマからとった「へちま水」、野ばらの花から作った「花の露」などが人気でした。植物のエキスを上手に活用し肌の保湿をしていたのです。今でも米ぬかやヘチマの製品が販売されていることから効果は一目瞭然。今も昔も美容に欠かせないものです。

 

いかがでしたか?女性たちの「美」に対する想いは、いつの時代も同じですね。いつまでもきれいでいられるように先人の知恵を借りながら、美白美人になりましょう!


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