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閉経期に「忘れっぽい」の傾向が現れてもストレスをためないで!

  • 2014年02月21日 |
  • 未分類 |

【2-2】忘れっぽくなってもストレスをためないで

最近、忘れっぽくなったなぁと感じることはありませんか? 集中力がなくなったり、忘れっぽくなったりすることは、実は閉経期の女性が持つ共通の悩みのようです。大丈夫、あなただけが忘れっぽくなっているわけではありません。

約40%の女性に影響

 
2001年のアメリカで、12,450人の女性について調べられた結果、40%の女性が閉経後に忘れっぽくなったと訴えました。同じくアメリカで16,000人の女性について調べた別の調査でも、40%の女性が記憶に問題があることを認めたそうです。

これらは、ボストンで行われた米国生殖医学会において、メルボルン大学産婦人科のマーサ・ヒッキー教授によって発表された、閉経期の女性の集中力と記憶力の低下に関する調査結果です。

「閉経期における、記憶力や集中力への訴えは共通のものである」と 、ヒッキー教授は語っています。さらに、「記憶を失うことや、集中力がなくなってきたと感じることは、ストレスになり、多くの女性の生産性と生活に影響を与えている」と語り、仕事や日常生活に支障を感じている人も多いということを指摘しています。

加齢により体内でエストロゲンの産生がなくなると、排卵もなくなり閉経となります。エストロゲンのレベルの低下は、気分むらやホットフラッシュ、発汗等の症状を招きますが、脳の記憶や集中力にも影響するのだろうとヒッキー教授は推測しています。

その他、記憶力や集中力が低下する理由としては、睡眠不足も挙げられるようです。ハーバード大学医学部の精神科医であるヘイディン・ジョフ博士も、閉経期の女性は4人に1人が睡眠に問題を抱えていると述べています。

そんな時こそ気楽にいきましょう!

 
日本人の平均閉経年齢は50才くらいと言われています。ほてりや発汗の他、めまいや手足のしびれなど、更年期に伴う症状はさまざまです。睡眠不足にもなりがちな上に、物忘れが激しくなったと感じては、ストレスもさらに増してしまうことでしょう。

しかし、閉経期とはそういうものであり、「みんなそういう感じなんだ」と思えば、少しは気楽になりませんか? それに、辛い更年期障害もいつかは終わります。

不眠に悩む方も多いと思いますが、寝なくてはいけないと思うと、かえって寝られずストレスになったりします。寝られない夜は、好きなことをして少し気分転換するのも良いでしょう。

忘れっぽくなったなあという自覚がありましたら、こまめにメモを書いておくのも有効です。また、一度にいくつものことをやろうとせず、ひとつずつこなすようにすると、記憶から抜け落ちることが少なくなるようです。

閉経期は心身ともにストレスがかかりやすくなっていることを自覚して、なるべく気楽に過ごすように心がけましょう。どちらかと言えば、完璧主義者かなという方は、自分の失敗を大目に見てあげるようにしましょう。

エクササイズでリフレッシュするのもおすすめです。女性は閉経後、骨量が低下しやすいと言われていますので、体を動かすことは骨量維持のためにも役立ちます。スポーツは苦手という方は、お散歩はいかがでしょうか。「もう、こんな花が咲く時期なんだわ」と、季節の景色を見つけながら歩くのも良いものですよ。


参考:
The menopause DOES make you more forgetful: Increasing evidence women’s concentration can drop by as much as 40% as they go through change By Sophie Borland

http://www.dailymail.co.uk/health/article-2463775/The-menopause-DOES-make-forgetful-Increasing-evidence-womens-concentration-drop-40-change.html

photo credit: J_O_I_D via photopin cc


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